【最終更新日:2020/5/3】
LANケーブルのカテゴリーには様々な種類があります。
その中でも特に「CAT5e」と「CAT6」が私たちにとって身近です。
スペック的には「CAT5e」も「CAT6」もかなり近いので、正直なところ使い分けが分かりにくい部分があります。
この記事ではその違いについて解説します。
「CAT5e」と「CAT6」の違い/帯域幅が最大の違い
「CAT5e」も「CAT6」も「最大伝送速度」と「最大伝送距離」は同じです。
「CAT5e」と「CAT6」のスペック
- 最大伝送速度 … 1,000Mbps
- 最大伝送距離 … 100m
じゃあ、まったく同じかと言うとそうではありません。
違いがあります。
それは「帯域幅(伝送帯域))」です。
2つのカテゴリーは、次のように違いがあります。
- CAT5e … 100MHzまでの帯域が使える。
- CAT6 … 250MHzまでの帯域が使える。
CAT6のほうが、CAT5eより帯域幅が大きいということになります。
つまり、より周波数が高いのがCAT6なのです。
「帯域幅が大きい=周波数が高い」ということは、それだけ多くのデータを流すことができるということです。
ですから、さらに上のカテゴリーにあたる「CAT7」などは、伝送速度もさらに速くなっています。
平たく言えば、帯域幅は水道管やホースの「幅」だと思ってください。
太いほうがより短い時間で、より多くの水を流すことができますよね?
これと同じことが「帯域幅」の「大きさ」に言えます。
ですから、より良いものを選ぶとするならば「CAT6」を選ぶべき、ということになります。
一般家庭では「CAT5e」で十分
実は「CAT5e」と「CAT6」にはもう一つ違いがあります。
それは、対応している「イーサネット規格」の違いです。
「CAT6」だけが「1000BASE-TX」に対応しています。
「1000BASE-TX」のほうがより大きなイーサネットを構築するときに向いています。
イーサネット規格というのは「どれだけ大きなネットワークを屋内につくるのか」ということです。
つまり「1000BASE-TX」が使える「CAT6」は、「1000BASE-TX」が使えない「CAT5e」より大きなネットワークを構築するときに向いているということです。
しかし、企業のオフィスなどでないかぎり、それほど大きなイーサネットを構築する必要は無いと思います。
自宅で50台とか100台単位でパソコンを使っているとか、5階建てのビルが自宅だ、という人は少ないです。
もはやそれは自宅ではなくオフィスでしょう。
ですから、一般家庭でパソコンを使う程度であれば「1000BASE-TX」は不要と考えて差し支えないです。
したがって自宅でインターネットを使う程度の使い方なら、値段も比較的安価で安定している「CAT5e」のLANケーブルを使えば十分でしょう。
【おすすめ】ドコモ光にしたら回線速度が「8倍」速くなった
当ブログでは「ドコモ光」を推奨しています。
本当は「NURO 光」か「So-net 光(auひかり)」がベストなのですが、
対応エリアではなかったことと、スマホがau以外だったこともあり、いま現在は「ドコモ光」を使っています。
ドコモ光は「NTT光回線(フレッツ光)」で、プロバイダは「GMO」です。
光回線とプロバイダを乗り換えたことで、回線速度が8倍速くなりました。
やっぱり最後は「乗り換える」という方法が有効なようです。
詳しくはこちらの記事にまとめてあります。
どうぞ参考にしてください。
≫ プロバイダを「GMOとくとくBB」の光回線に替えたら速度が速くなった/6.8Mbps⇒136Mbpsに改善(下り)
▼ドコモ光(回線:光/プロバイダ:GMO)