【最終更新日:2020/5/3】
回線速度が6Mbps程度だと、動画のストリーミング再生がうまくいかない場合があります。
通信速度が6Mbpsでも見れないことは無いのですが、高画質の動画が乱れたり、動画の再生中に映像が途切れたり、読み込めなくなったりします。
そこでこの記事では「そもそもなぜ回線速度が遅いのか」というお話と、その「解決方法(回線速度のスピードアップ方法)」についてお示ししたいと思います。
回線速度を測る
まずは回線速度を計測してみましょう。
どれくらいの速度が出ているのか確認してください。
「6Mbps」は「そこまで遅くない」/が、出来ないこともある
回線速度はどれくらい出ていたでしょうか。
目安となるのは「10Mbps」です。
回線速度の目安を示します。
計測した数値を比べて見てください。
- 「10Mbps」…「普通」
- 「10Mbps」未満…「遅い」
- 「10Mbps」超える…「速い」
参考:回線速度の基準ってどれくらい?/ネット通信の速度の目安とは?(まとめ)
無線LANルーターが原因の場合
「10Mbps」未満の場合、それは「遅い」です。
なぜ遅いのか。
その原因を探っていきましょう。
まず無線LANルーター(Wi-Fiルーター)を使っているのなら、
そのルーターが原因で回線速度が遅くなっているかもしれません。
ルーターが回線速度を遅くしている場合というのは、「通信規格」が古い場合です。
お使いのルーターはいつごろ購入した製品でしょうか?
ずいぶん前に買ったルーターの場合、通信規格が時代遅れのもの(前世代のもの)になっていることがあります。
最新の通信規格は「11.ac」です。(2017年現在)
もし「11.n(1世代前)」や「11.a(2世代前)」、「11.g(3世代前)」のルーター(通信規格)を使っているのなら、ルーターの買い替えをおすすめします。
- 11.ac … 6.93Gbps(理論値)
- 11.n … 600Mbps(理論値)
- 11.a … 54Mbps(理論値)
- 11.g … 54Mbps(理論値)
- 11.b … 11Mbps(理論値)
※「11.ac」の理論値通りの速さを実現した製品はまだ販売されていません。今のところ「11.ac」の実測値は「1,733Mbps」が今の技術の限界値です。
その他の「ルーター」に起因する問題についてはこちらにまとめてあります。参考にしてください。
≫ 回線速度はルーターで変わる?/おすすめの「速い」ルーターを紹介
契約回線が原因の場合
お使いの「固定ブロードバンド(固定回線)」は、光回線でしょうか?
もし光回線以外を使っているのであれば、回線速度の遅さはそれが原因です。
たとえば、ケーブルテレビ(CATV/J:COM)やADSLなどです。
これらは「光ファイバー」ではないので「遅い」通信しかできません。
本当に「速いインターネット」を求めるのなら、光回線と契約してください。
料金が気になるということであれば、「Broad WiMAX」という選択肢もあります。
「Broad WiMAX」であれば、ケーブルテレビより割安に、それでいてケーブルテレビよりは「速い」回線速度が手に入ります。
本当に安定して速いのは「光回線」です。
ただし、工事で家の壁に穴をあけることができない人やほとんどの時間を家の外で過ごす人には「Broad WiMAX」のようなモバイルルーターのほうが、コスパが良いです。
光回線や「Broad WiMAX」への乗り換えを検討してみてください。
「6Mbps」には「なにができて、なにができない」のか
回線速度の必要最低限というのは「2Mbps」です。
「2Mbps」以上あれば、とりあえず最低ではないということになります。
「2Mbps」あればメールもWebブラウジングも普通に出来ます。
YouTubeの動画視聴についてもそれほど問題にはならないでしょう。
公式配信されているアニメや音楽のPV、YouTuberの短い動画を見る程度なら「6Mbps」程度の回線速度でも大丈夫です。
ただし、動画配信サービスの一部の機能が利用できません。
たとえば「高画質再生」ができないです。
例として挙げると「TSUTAYA TV」で「HD画像(高画質)」の動画を視聴するには「下り6Mbps以上」を最低限必要な回線の速度としています。
そして、よりスムーズな動画視聴を望むのであれば「8Mbps」以上の回線速度を推奨しています。
したがって、「6Mbps」だとかなりギリギリだということがお分かりいただけるかと思います。
また動画配信サービス大手の「Hulu」でも「6Mbps」以上の環境を推奨しています。
つまり、より高画質な動画を見るのであれば「6Mbps」程度では不足が感じられるということです。
できれば余裕をもって、10Mbps程度の速度は欲しいところです。
高度な受信(下り)速度を必要としない「メール」や「Webブラウジング」など、「テキスト(文字)主体の使い方をメインにするよていなら「6Mbps」でも問題ありません。
しかし「動画の視聴(映画鑑賞)」をメインにインターネットを使う予定なら、「6Mbps」では不足があるので回線速度のアップが必要と言えます。
遅い回線速度を上げる方法
当ブログの他の記事からの抜粋になりますが、回線速度を向上させる方法を11個挙げてみます。
自分の環境に試せる方法がもしあれば、すぐに試してみてください。
1.無線LANルーターを再起動する
2.無線LANルーターの位置を変える
3.無線LANルーターの中継機を置く
4.無線LANルーターのドライバ・ファームウェアを更新する
5.無線LANルーターを買い替える
6.PC・スマホ・タブレットの側に問題は無いか?
7.「無線接続(無線LAN/Wi-Fi)」から「有線接続(LANケーブル)」に替える
8.有線ケーブルを速いLANケーブルに替える
9.「v6プラス」のプランに変更する
10.プロバイダを乗り換える
11.「auひかり」や「NURO光」に乗り換える
参考:回線速度を向上させる方法を11個紹介する(初心者がすぐに試せること)
参考:回線速度が遅すぎる!原因を探すためのチェックポイント10個を紹介
【おすすめ】ドコモ光にしたら回線速度が「8倍」速くなった
当ブログでは「ドコモ光」を推奨しています。
本当は「NURO 光」か「So-net 光(auひかり)
」がベストなのですが、
対応エリアではなかったことと、スマホがau以外だったこともあり、いま現在は「ドコモ光」を使っています。
ドコモ光は「NTT光回線(フレッツ光)」で、プロバイダは「GMO」です。
光回線とプロバイダを乗り換えたことで、回線速度が8倍速くなりました。
やっぱり最後は「乗り換える」という方法が有効なようです。
詳しくはこちらの記事にまとめてあります。
どうぞ参考にしてください。
≫ プロバイダを「GMOとくとくBB」の光回線に替えたら速度が速くなった/16.8Mbps⇒136Mbpsに改善(下り)
▼ドコモ光(回線:光/プロバイダ:GMO)